星ってきれい


夜空が好きなキミヘ

寒い夜のおつかいの時、ボクはマッハダッシュで走って行く。
一所懸命走って身体がポカポカしてるから息が白くなって、蒸気機関車になったような気分になるね。その白い蒸気は、す〜っと星空に昇っていくよ。

夜のおつかいの帰り道、ボクは時々空を見上げる。そこにはたくさんのキラキラ光るお星様とお月様があるよね。大きさや色もよく見ると違ってて、時々ウインクしてるみたいにチカチカしてるんだ。
「きれいだなぁ。」ってちょっと立ち止まる。Erikaだって少しの寄り道は許してくれるよね。
夜は小鳥も樹も眠っているから、とっても静か。明るく光っているのはお月様やお星様だけなんだ。だからついつい見とれてしまうね。
もしも空に夜の妖精が闇のカーテンを引いているとしたら、星はそこに開いた小さな穴かな?カーテンの向こうにはピカピカ輝くものがあって、その光が漏れているのかも。
それとも薄いカヤのようになってて、ホタルのように光る虫達が止まってるのかな?時々星が流れるのは、そんな虫がピューって飛んでいるからかもね。
星と星とを結んでいくといろんな動物や人の形に見えるんだって。ずっと昔からみんな星を眺めていろんな事を考えたんだろうね。

星の命はボク達よりもずっとずっと長いけど、今見えてる輝きは何年も前のものかもしれないんだって。遠い宇宙から飛んできた星の光。今夜見えてた星は明日は見えないかもしれない。なんだかそう思ったら、お星様にきれいだねって言ってあげたくなるね。ボクはその光をちゃんと受け止めたよって、お星様も生きてるんだねって。今夜、出逢えてよかったなって思うよ。きれいなお星様と同じようにボクの大切な友達のキミにね!

モモより




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